近未来のソーシャルテクノロジーが主題の海外ドラマ:Black Mirror
Netflixにて配信中。
(※配信先が配信を終了、中断していることがあります)
現在から近未来が舞台の、ソーシャルテクノロジーで繋がった人々の物語。
オムニバス形式。各話45分程度。3シーズン/17話。イギリス
「トワイライト・ゾーン」や「世にも奇妙な物語」に近いですが、幽霊や超常現象はありません。
映画「マトリックス」の世界に近いですかね。
第一話について、これは個人的に傑作だと思ったのでちょっと感想を書きます。ちょっとネタバレになっちゃいますが。。
上記の通りソーシャルテクノロジーに翻弄される話が多い中、実はしょっぱなの第一話がちょっと毛色が違うというw。(SNSも含めた既存のメディアを使ったストーリー)
英国公妃が誘拐され、犯人は英国首相に奇妙な要求を突きつけるところから話が始まります。英国首相の対応、国民の反応、そして犯人の思惑は?というストーリー。
誘拐犯の馬鹿げた要求に英国首相は応えるべきか。これは「国の為にどこまで尽くせるか」を意味していて、その立場で考えると見えてくるものがあるんじゃないかと思います。
タイトルが「国歌」となっていて、実際英国国歌の歌詞を見るとなるほど、と思います。
また同時に、この犯人の要求というのが実は「芸術における表現の自由についてどこまで許されるか?」を問うていて、ここも考えさせられます。
その2つの間で国民がどう思ったのかを考えてみるに、今ネットでよくある炎上や、捏造や偏向報道による過度で尚かつ他人事でお祭り的な反応にも警鐘を鳴らしている様に捉えられなくもないかな、と感じました。
これらがうまい具合に一つにまとめられてる所に素晴らしさを感じました。
他の作品も色々考えさせる内容になっています。英国独特のダークさを感じさせる作品ですが楽しめると思いますよ:)
0コメント